『きこえのフェスタ』を通じて、京都をひとつに!



京 都 府 難 聴 者 協 会 会長  

滝野 千里

 皆様、あけましておめでとうございます。
昨年一年間を表す漢字は、『北』でした。弾道ミサイル発射や核実験の強行にみられる北朝鮮の動向に脅威と不安を抱き、平和と安全の尊さを強く実感しました。清水寺の森清範貫主が、背中合わせではなく、向き合って話し合う大切さを説かれていました。
昨年を振り返ってみても、粘り強い対話の継続が、芽吹きを運んできたと受けとめます。ひとつは、京都府と府身体障害者連合会主催の「障害者の集い」で、障害者差別解消法の合理的配慮について、難聴者のニーズに応えるように改善を試みていただきました。講演者や舞台と要約筆記のスクリーンを同時に見られるように、要約筆記を舞台後方のホリゾントに大きく投影し、舞台と情報保障を同一視野におさめるようにしていただきました。二つは2018年4月以降に、手話言語と情報コミュニケーション条例を一つにした京都府の条例制定を背景に、『きこえのフェスタ(9月8日~9日於:京都テルサ)』開催準備が進められていることです。高齢社会は難聴化社会ともいいますが、補聴器使用訓練など難聴者のリハビリの場など、社会の仕組みつくりは、あまりにも遅れています。『難聴は認知症の要因になりうる』と、警鐘も鳴らされました。耳の機能とその役割を府民に正しく知らせていく伝道師になりましょう。そして、京都府の街の隅々に、聞こえに関する理解と難聴者の社会参加の輪をさらに、ひとまわり大きく広げていきましょう。
会員相互の対話を深め、さらに行政や関係機関への働きかけを強め、安心できる暮らしを創りだしていきましょう。条例啓発普及のイベントとの相乗効果を信じ、飛躍の年にと願っています 。
2018年元旦